フードデリバリーの報酬 週末や日曜日vs平日ではどちらが稼げる?

土日に駅前や繁華街に出かけると、大容量バッグのライダーたちをよく見かけます。彼らはUber Eats や出前館やmenuやDiDi Foodやfoodpandaなどのフーデリの配達軍団です。

フードデリバリーの配達員
フードデリバリーの配達員

配達パートナーも巨大なバッグもついこの間まで異様な存在でしたが、今では新聞配達やマックデリバリーやそばの出前より身近なものです。

世間はこの盛況やネットニュースの色々な噂を見聞きすると、こんなふうに考えます、「そんなに稼げるのか?」と。

配達パートナーの報酬

結論から申し上げましょう。「稼げるか稼げないかは場合による」です。

配達パートナーの稼ぎは給料でなく、売り上げ=営業利益です。個人タクシーのドライバーは稼げるか? はい、場合に寄ります。それと一緒です。

個人の営業努力と売り上げは必ずしも関係しません。その日の現場の状況が全てです。→フードデリバリーの配達員が給料やアルバイト代を貰えない根本的な理由

しかしながら、フードデリバリーは旧来の出前であり、配送業兼サービス業です。必然的に週末、祝祭日、連休のような世間の休みは稼ぎ時です。

ここでは私の経験談と業界のレポートを交えて、平日と土日のフードデリバリーの報酬を比較します。

フードデリバリーの報酬の仕組み

フードデリバリーの配達パートナーは直雇用の従業員でなく、業務提携の下請けです。1回なんぼのお使いクエストをこなして、成功報酬を受け取ります。

アルバイトや社員は無能であろうが有能であろうが、一生懸命にやろうが適当にサボろうが、時給や月給を貰えます。雇用契約がそれを保証します。

他方、業務提携のパートナーは配達をこなさないと、報酬を貰えません。これは流しの個人タクシーがお客を拾わないと日銭を稼げないのと同じです。

で、ドライバーのタクシーに当たるものがフードデリバリーの大きなバッグ・・・でなく、スマホの配達アプリです。

Uber Eats のブーストとピークタイム
Uber Eats のブーストとピークタイム

配達パートナーはこのアプリ経由でフードデリバリーの運営元からの紹介を受けて、手数料を払って、業務を請け負います。

アプリ手数料の相場は10%です。配達の基本報酬から天引きされます。

Uber Eats 配達報酬の明細 旧料金体系
Uber Eats 配達報酬の明細 旧料金体系

無論、祝日手当や残業代などは出ません。そもそも稼ぎが固定休ではない。営業利益は給料みたいに自動で増幅しません。

反対に週末や深夜や繁忙期には各種のインセンティブで配達単価が上がって、実質的な手取りが増えます。

8時間勤務で3万円は絶対に不可能ですが、8時間営業で3万円は十分に可能です。固定休には下振れもありませんが、上振れもありません。

むしろ、出前館の配達のアルバイトなどは暇な拠点でこそ有利です。忙しくしようが、だらだら過ごそうが、時給1000円を貰えますから。

ちなみに配達物の容量や重さや価格は配達報酬には全く影響しません。購入上限の10000円の高級ずしの報酬も、特大のピザの報酬も、150円のコンビニおにぎりの報酬も同じです。

土日のピークタイムとブースト

ブースト、クエスト、ピークタイム、クエスト、紹介料キャンペーン、これらのインセンティブ=追加報酬は配達パートナーの売り上げを大きく左右します。

土日、祝祭日、連休、雨天には広範囲にブーストやピークタイムが出ます。

menuブースト
menuブースト

倍率で1.1~1.5倍、額面で100~400円です。週末、雨天、深夜などの諸条件が揃えば、基本報酬以上の追加報酬が出ます。menuの長距離報酬は一種の宝くじです。

理由は単純です。土日には注文が増えるから。また、コロナの影響で外食需要の一部がフードデリバリーや持ち帰りに回ります。

配達パートナーの人手も増えますが、世間の旺盛な食欲がそれを上回ります。

平日と週末の報酬比較

具体的なレポートを紹介しましょう。これは2020年12月14~21日のUber Eats の配達履歴です。※この時期のUber Eats の報酬は旧料金体系に基づきます。

Uber Eats 週間の売り上げ
Uber Eats 週間の売り上げ

送迎の売り上げ=基本報酬です。これが18615円です。乗車=配達回数です。これが39回です。オンライン時間=正味の営業時間です。これが15時間22分です。

この期間では単価は18615÷39=477円/1配送となります。ここにブースト、チップ、クエストの追加報酬が加算されます。

最終的な売り上げは21885円ですから、単価は21885÷39=561円/1配送まで上がります。ブーストはさほどですが、チップはけっこうありました。

時給換算は約1400円/1時間です。アルバイト以上、派遣社員未満くらいでしょうか。無論、これは2倍にもなり得ますし、半分にもなり得ます。営業利益ですからね。

仮に期間内の配達ペースが同じであれば、インセンティブのおかげで週末の売り上げが高くなります。

が、これも一概ではありません。平日の天気が崩れると、配達パートナーが激減して、雨ブーストや雨クエストが発生し、単価が跳ね上がります。

さらに万人に快適な季節、春と秋には副業勢、お小遣い稼ぎ、新規の運び手が急増します。パートナーが過剰供給になると、個々の注文数の取り分は下がります。

現状、エリア内の注文リクエスト数と配達パートナーの同時接続数の可視化機能はどのアプリにも実装されません。勘が頼りです。

シフト制のfoodpandaやWoltではエリア内のパイの取り合いがマイルドです。→foodpanda(フードパンダ)の配達パートナーの始め方とシフト予約の取り方

土日のフードデリバリーの報酬のまとめ

ある種、フードデリバリーはサービス業で飲食業です。この業種が忙しくなる週末、祝祭日のランチとディナーの頃合いが一週間で最も活況です。

雨天、荒天には大半のパートナーはお休みを取ります。逆に外食需要がデリバリーに流れて、注文は激増します。結果、需要と供給の均衡が崩れて、ブーストやクエストが出ます。

快適なシーズンの平日の昼間は暇ですし、週末のピークタイム以外もまあまあ暇です。

副業派やお小遣い稼ぎ派は週末のランチタイムとディナータイムに集中的に稼ぐのがおすすめです。この時間で1000円/1時間を割ることはほぼありません。

タイトルとURLをコピーしました